有料アドオンTrue Skyで描画バグを回避する注意点
先日、フォトリアルな空を生成できるアドオン、True Skyを購入したのですが、私の普段のBlenderのレイアウトだと描画バグが発生することを確認したので、念の為備忘録として置いておこうと思います。
前提
普段私は、レンダリング結果の確認用として、右下に常にレンダービュー状態の3D Viewを設置しています。
今回はそれに絡んだ問題だったので、通常の画面構成では発生しない可能性が高いです。
・使用ソフト: Blender
・バージョン: 4.2.2
・レンダラー: Cycles
・言語: 英語
・使用アドオン: True-Sky v2.2.4 (外部リンク)
問題
先述のレイアウトでTrue Skyを適用すると、画像のようにレンダービューにノイズが走るようになりました。
原因と解決
True Skyは適用時点で、描画距離をデフォルトの1000mから、100万m(1000000m)まで設定を変更してくれます。
これは、描画距離によるCloudsやFogが見切れるのを緩和するための仕様だと思います。
しかし、これが適用されるのはメインの3D Viewのみで、2つ目以降のものは変更されないようです。
原因が分かれば対処は簡単です。
サイドバーのViewタブから、Clip Endの距離をTrue Skyに合わせた設定に変更するだけです。
再発防止
再発防止策の前に、この描画距離は、伸ばしたらそれだけ負荷も増えるという点に注意が必要です。
大して面倒なものでもないため、このアドオンの使用頻度によっては都度変更で問題ないと思います。
それらを踏まえた上で、今後の再発防止と設定の手間を省く方法として、Startup Fileを上書きすることが挙げられます。
方法としては、
初期状態で先程のように設定を変更し、File -> Defaults -> Save Startup File
で設定を上書きして解決です。
私はメインをデフォルトから1桁増やした10000m, 確認用もTrue Skyに合わせた設定に変更して適用しました。
最後に
だいぶ限定的な状況で起こるものですが、何かの役に立てれば幸いです。
閲覧頂きありがとうございました。